引っ越し、転勤、出産など様々な節目で車の乗り換えを検討することが多いです。
乗り換えの際は乗っていた車を売却して新しく車を買うという流れが一般的です。
そして車を売却するときは必ず「査定」が必要になりますが、何回も経験をする訳ではないので何から始めればいいか不安になりますよね。
車という大きな資産を売却するからこそ、査定までの流れや押さえておくべきポイントを事前に把握しておくことがとても大切です。
事前準備をすることで慌てることなく、スムーズに手続きすることができ満足
今回は私の経験を基に下取り査定の流れと注意点を解説していきます!
✔︎ 買取・下取りを考えているけど流れが分からない
✔︎ 買取・下取りの際に可能な限り高値で売却したい
✔︎ 事前情報を把握して下取り査定を依頼したい
買取と下取りの違い
・下取り:新規の車の購入を条件に、不要になった車の価値に合わせて購入する車を値引きする売却形態
・買取:不要になった車を金銭と交換し引き取る売却形態
下取りは新車を購入するディーラーで手続きを行います。
買取の場合は車としてだけではなく、部品での買取もしてくれる会社もあります。
外観に傷が多い車や外車などの特注車は買取の方が高く買い取ってもらえる可能性が高いかもしれません。
買取(下取り)査定の事前準備
買取(下取り)査定の前に準備しておいた方が理想とのギャップを小さくでき、買取(下取り)完結までスムーズに進めることができます。
①自分の車の状態を把握する
車の査定で影響があるのは「大きな傷」や「修復歴」「車内の臭いや黄ばみ」です。
特に事故等の影響で大きな「修復歴」があると査定時に10万円単位で相場を下回る可能性があるため、事前に把握しておきましょう。
特に中古車の場合は、購入時に販売店も気が付いていなかった修復歴や傷が見つかることもありますのでより一層事前確認が大切です。
修復歴があるのに知らないふりをして売却すると、後に法的措置の対象になる可能性がありますので注意しましょう。
②保険料や車検の時期を確認する
・自動車税
自動車税は排気量によって税額が決まり、その年の4月1日時の所有者に納税義務が生じる。
・自賠責保険料
自賠責保険は交通事故の被害者を救済する保険として加入が義務付けられています。
自動車税、自賠責保険ともに売却時の還付制度はありませんが、一部(売却時より後の分)を査定額に上乗せして返還してくれる業者も多いです。
※法的義務はないため返金対応や処理については業者によって異なります。
・車検
車検は新車は3年、それ以降は2年ごとに受けなくてはならないと国土交通省が定めた道路運送車両法によって規定されており車検が通った車でないと公道を走行することはできません。
車検料金も10万円前後と決して安くはないため、車検時期を把握した上で売却時期を検討することをおすすめします。
③売却時に必要な書類を揃えておく
普段、働かれている方や主婦の方は売却が決まってから書類を揃えることは大変だと思いますので、スムーズな売却手続きができるよう事前に必要書類を揃えておきましょう。
- 自動車車検証
- 自賠責保険証明書
- 自動車リサイクル券(車購入時に発行されます)
- 自動車納税証明書
- 委任状(必要な方のみ)
- 譲渡証明書(必要な方のみ)
- 印鑑(普通車の場合は実印と印鑑登録証明が必須)
- 住民票(私の場合は購入時から引っ越していたため、引越し前の住所が記載されたものが必要でした)
自動車リサイクル券を紛失してしまった場合は「自動車リサイクルシステムホームページ」にて自動車リサイクル料金の預託状況を印刷する。
④買取価格の相場をチェックしておく
買取会社が必ずしも適正価格で査定してくれるとは限りません。
業者からすると可能な限り安く買い取りたいため、相場より安く提示することも少なくはありません、
そのため、自分の車の相場がいくらなのか複数の販売店やサイトで確認しておくことはとても大切です。
お互いにとって良い取引がしたいというスタンスで話を進めると、
業者側も適正価格に近づけた金額を提示してくれることが多いです!
買取(下取り)の流れ
下取りの方法は持ち込み査定と出張査定の2パターンあります。
①持ち込み査定
持ち込み査定は中古車販売店や買取業者へ直接車を持ち込み査定金額を算出する方法です。
すぐに査定してもらいたい方や他の車と見比べてみたい方などは持ち込み査定の方が良いかもしれません。
②出張査定
出張査定の場合は売却者が指定した場所へ査定員が伺い車の状態をチェックした上で査定金額を算出します。
車検切れの車や長年使用しておらず動かなくなってしまった車が対象の時は出張査定はとても助かります。
買取査定は最低でも2社がオススメ!
乗り換えで車を購入する場合は、購入店で下取り査定をしてもらえます。
ですが、乗り換えで購入する場合もオススメは買取会社など含めた最低2店舗以上で見積もりを出してもらい
お得に売却できる会社を把握してくと良いでしょう。
私が売却を検討していた際も、会社によって入手している情報に差があり売却価格の差も大きかった印象です。
そのため、1社ではなく2社以上と半導体や自動車の生産状況を確認しながら査定してもらいました。
①会社や経済状況によって金額の差が大きい
②下取り時にお得な特典がある可能性がある
①会社や経済状況によって金額の差が大きい
私も数カ所見積もりに出しましたが、実際には最安値から最高値で30万円ほど差がありました。
話をしていて感じたことは会社営業方針や経済状況、査定する人でかなり違ってくる印象でした。
中古車専用で販売している会社、傷が多くても普通であれば値がつかない外見でも解体して部品として売ることができる会社、新車をメインで販売しているけど買い取りもできる会社、利益率に厳しい会社。
また、査定員がベテランか新人かで決裁権や裁量に差が出てくる。
そして会社、査定員それぞれで市場の情報をどれだけ持っているかで金額が変わってくる可能性は大いにあります。
このように会社や査定する人、市場の情報量で方針や基準が変わってくるので慎重に決断しましょう。
②下取り時にお得な特典がある可能性がある
下取りの際にただ車を売却するだけでなく関連商品の割引券や商業施設のクーポン、車の購入を予定している方へは代車の手配をしてくれたりと会ってみないと分からない情報もたくさんありました。
今では納車までかなり時間がかかるため、無料で代車を用意してくれる下取り会社も多いようです。
金額以外も加味して、ご自身の状況に合わせて最善の判断ができるよう広い視野を持つことも大切かもしれません。
車の下取りだと数十万円と差が出てくる可能性もあるので1社の見積もりで売却しないように注意しましょう!
不安を感じたら一括査定をしてみましょう
一括査定とは専用サイトを使い査定をしてもらう業者へ一斉に「査定をお願いします」と依頼をかけ、それに対して業者が「ぜひ車を見せてください」と連絡をしてくるイメージです。
車種や年式、走行距離、自分の情報を入力することで簡単に売却する車の相場を確認することができます。
一括査定は大量にアポイントの電話がかかって来たり、何回もしつこくかけてくる業者もあり対応に困ってしまうというイメージもありますよね。
私も利用しましたが、何社着信拒否したかわかりません!
ですが現在は初めの電話1本だけや営業電話なし、全てメールや専用サイト内でのやり取り、業者(サイト)を挟んだオークション型など、一括査定会社の様式も変わってきておりますので条件やご希望に合った方法で査定してもらいましょう!
・UcarPAC株式会社
一括査定サイトで大変な思いをした方に!ユーカーパックなら電話も査定も1社のみ。最大8000店が金額提示!
・株式会社MOTA
電話があるのは査定額上位3社(最大)のみ“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定
・ズバット車買取比較
最後に
今回は車の査定から買取までの流れを解説しました。
私自身、下取りをした際に「準備しておいてよかった」、「打ち合わせの中で業者の良いなりになっているな」と感じることがたくさんありました。
私の経験で感じた1番大切なことは車の売却は資産の売却という認識を持つことです!
金額や価値が大きくなる資産ともなれば、「少しでも得をする」「少しでも損を防ぐ」ために今まで以上に事前準備に対して向き合えるのではないでしょうか。
結論としては取引に対して自分が満足できれば大成功です!
本記事を読んだことで、皆さまの笑顔が少しでも増えることを願っております。
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