「乳児の発達が順調か不安…」「成長の目安や育児方法を知りたい」と悩む新米ママも多いのではないでしょうか?
乳児の発達には個人差があるものの、各発達段階には目安となるポイントがあるのです。
今回は0歳からの発達段階をわかりやすく解説し、家庭でできる発達を促す方法もご紹介します。
この記事では、「乳児の発達段階」「月齢ごとの成長の目安」「発達をサポートする遊び方」を中心に、詳しく解説しているので日々の育児に参考にしてみてください。
乳児の発達とは?新米ママが知っておくべき基礎知識
乳児の発達に関する基礎を知ると日々の成長の一つひとつに安心感が持てるものです。
ここでは、乳児の発達が大切な理由や成長と発達の違い、発達に影響を与える要因について解説します。
乳児の発達が大切な理由
乳児の発達は、心身の健康な成長に欠かせない重要な要素です。
また、その後の学習能力や人間関係の形成にも影響し、良好な乳児期の発達は学習意欲や社会的なスキルの向上にもつながります。
発達の基礎を知っているとで、日々の育児がより楽しくなり、子供の成長に対する理解が深まるでしょう!
そもそも成長と発達の違いは?
成長と発達は似ていますが、医学的には異なる意味を持っています。
成長は体重や身長といった身体的な変化を指し、一方で発達は、脳や神経系の成熟を含む「心身の機能的な進化」を指し、行動や知覚、感情の発達が含まれます。
新米ママにとって、この違いを知ることは、育児を楽しむコツにもなりますので押さえておきましょう。
乳児の発達に影響する要因
乳児の発達にはさまざまな要因が影響を与えます。
例えば、遺伝的要因や環境要因はとても大きいです。
遺伝的要因は、親から受け継いだ体質や性格の傾向に関わり、環境要因は、お家の中の環境や日常生活の過ごし方、親からの刺激や関わりが影響されます。
特に、ママが育児の中で意識して日常的に乳児に刺激を与えると、健康的な発達を促すことができるのです。
0歳からの乳児の発達段階【月齢別に解説】
ここでは、乳児の発達段階を月齢別に解説し、成長の特徴や注意点を紹介します。
日々の発達の参考にしてみてください。
生後1〜3か月:視覚と聴覚の発達が進む時期
生後1〜3か月は、乳児の視覚や聴覚が急速に発達します。
視覚は、ぼんやりとした形や色が徐々に認識できるようになり、特に親の顔を見つめることが多くなります。
聴覚はお腹の中から聞いているママの声に1番反応します。
日常で触れ合う時間が多いママの方向を認識し、環境にも興味を持ち始める時期です。
この時期は、目と耳を刺激するおもちゃや、親が近くで話しかけることで、発達をサポートすることが大切です。
生後4〜6か月:寝返りや手の動きが活発になる
4〜6か月になると、乳児は寝返りや手の動きが活発になり、運動能力が大きく向上していきます。
この時期は、自分に手があることを発見し、一生懸命、口を使って手の研究を始めます。
最初は自分の左右どちらかの手を
その後手を使っておもちゃを握る、触るといった動作を行い、手と目の協調性を高めています。
また、足も使って寝返りを打つことによって筋肉を強化し、身体のコントロールを身に付けていきます。
安全な環境で寝返りを促すようなサポートが必要です。
生後7〜9か月:ハイハイや言葉の理解が始まる
7〜9か月になると、乳児はハイハイを始めるようになり、移動能力が増して好奇心が旺盛になります。
周囲の物や人との距離感をつかむ能力が高まり、手指を使ってより細かい動きを行うようになります。
さらに、言葉を理解し始め、親の呼びかけに反応したり、特定の単語を聞いて意味を理解することもあります。
安全な広いスペースで、自由にハイハイさせることが重要です。
生後10〜12か月:つかまり立ちから歩き始めの準備へ
10〜12か月の乳児は、つかまり立ちをするようになり、徐々に歩き始める準備が整って行きます。
つかまり立ちが足の筋トレになり、毎日バランス感覚を身に付けていきます。
歩き始める準備として、足元が安定し、転んでも痛くないクッションマットや頭を守るヘッドギアなどを使いましょう。
可愛いので、よくお子さんが座りながら移動できる歩行器を使いがちですが、まだ発達しきっていない筋肉には強すぎる刺激になるため、おすすめできません。
親が手を引いてあげたり、興味を持つおもちゃを取りに行ける距離に置く、できた時はたくさん褒めて自信を持たせると効果的です。
月齢ごとの発達のポイントと注意点
乳児の発達には発達ポイントを把握することが大切ですが、あくまで目安であり、必ずしも全ての乳児が同じタイミングで発達するわけではありません。
月齢ごとに見られる発達の特徴を理解し、無理に促すのではなく、お子さんに合った自然なペースで成長を見守る姿勢が重要です。
乳児の発達を促進する遊びとアクティビティ【家庭でできる方法】
ここでは、乳児の発達を促進するための家庭でできる遊びやアクティビティを紹介します。
乳児期は五感を刺激し、身体や心の成長をサポートすることが重要です。
乳児の感覚を刺激する遊び方
視覚・聴覚・触覚などの五感を発達段階に合わせて刺激することが効果的です。
視覚を刺激するためには、色彩豊かな絵本や動きのあるモビールがおすすめです。
生後数か月の乳児は、モノクロのコントラストが高いデザインに特に興味を示すため、白黒の図柄を見せることも視覚の発達を促します。
聴覚の発達は、優しい音のするガラガラや、親が話しかけたり歌を歌うことが効果的です。
乳児は特にママの声に敏感で、話しかけられることが大好きです。
触覚の発達には、柔らかい布やさまざまな質感のおもちゃを使うと、異なる感触に触れながら、触覚が豊かになります。
視覚・聴覚・触覚の発達を助ける方法
この時期のおもちゃや遊び方を考えるときは「楽しさ」よりも「感覚」を大切にするようにしましょう!
•視覚:カラフルな玩具や図形、モノクロのコントラストを見せましょう
•聴覚:音の出る玩具や親の話しかけ、音楽
•触覚:異なる素材のタオルや柔らかいぬいぐるみなど
月齢別におすすめの遊びとおもちゃ
月齢に応じた適切なおもちゃや遊びは、乳児の興味を引き出し、発達を促進します。
たとえば、生後3か月未満の乳児には、手足を動かすためのベビージムや、ガラガラを握る動作が発達の刺激となります。
4〜6か月には、握ったり振ったりできる軽い玩具が適しています。
また、7〜9か月にはハイハイを促すための誘導用のカラフルなボールや、つかまり立ちが始まる10か月以降には、つかまり立ちをしながら手を使って操作するおもちゃもおすすめです。
親子で楽しめる発達支援アクティビティ
また、健診時に得られるアドバイスを基に、家庭での育児に盛り込んでみることで、より安心して成長を見守ることができます。
乳児期の発達支援には、親子で一緒に楽しめるアクティビティが効果的です。
親が積極的に関与し、乳児とのふれあいを増やすことで、親子の絆が深まり、乳児も安心して成長していきます。
たとえば、簡単な「いないいないばあ」遊びは、乳児の視覚や反応力を刺激するうえで効果的です。
また、リズムに合わせて身体を動かすことで、運動能力やリズム感も発達します。
乳児の発達に関するよくある質問
ここでは、新米ママが抱きやすい乳児の発達の疑問について、お答えします。
乳児の発達が遅れていると感じたときの対処法
乳児の発達には個人差があるため、必ずしも他の乳児と同じペースで成長するわけではありません。
目安の月齢でできないことがあっても焦らなくて大丈夫です。
発達で感じた場合は、まず医師や子育て支援センターの助産師、保健師に相談してみましょう。
お家環境や関わり方を少し工夫すると爆発的に伸びることもよくあります。
また、発達遅延は必ずしも重大な問題ではなく、成長の一時的な個性であることも多く見られます。
また、親としてできることは、乳児に刺激を与えながら、焦らずに温かく見守る姿勢を保つことです。
発達障害の早期発見ポイントとは?
発達障害の早期発見は、その後の適切な支援を受けるには重要です。
発達障害の初期のサインとしては、「特定の音や光に強く反応する」「人の表情に関心を示さない」「ママなどの言葉の表出が遅れる」などが挙げられます。
ただし、乳児期の発達にはかなり個人差があるため、過度に心配せずに見守ることも大切です。
健診でのチェックや専門機関のアドバイスを受け、心配しすぎないようにしましょう。
乳児健診での発達チェックの重要性
乳児健診は、発達の遅れや異常を早期に発見するための重要な機会です。
健診では、医師や保健師・助産師がが乳児の身体測定や行動の発達を評価し、発達に問題がないかを確認します。
健診結果に不安を感じた場合は、医師に遠慮なく質問し、日常で注意すべき点を確認することが大切です。
まとめ:乳児の発達の基準を知り、育児を安心して楽しむために
ここでは、乳児の発達に関する基礎知識から月齢ごとの発達段階、発達を促進する遊び方、さらに発達に関するよくある質問への回答をまとめました。
日々の育児の不安を軽減し、安心感をもって乳児の成長を見守るための助けになれば幸いです。
育児の不安を解消し、安心して成長を見守るために
乳児の発達には個人差があることを理解し、周囲と比べすぎず、我が子のペースに合わせた育児を行うことが大切です。
発達に関する知識を持つことで、日常の中で小さな成長を見つけ、親子での充実した時間を楽しむことができます。
また、健診や専門家のアドバイスを活用し、不安があれば環境見直して新たな刺激を入れるなど工夫してみましょう。
育児で不安に感じたら?
もし日々の育児で不安を感じる場合、できることに注目してみましょう。1~2週間単位でも少しずつ成長していることが多いです。
また、健診や専門家のサポートを活用し、不安があるときには早めに相談することが安心して育児に取り組むためのポイントです。
今後も、育児の不安や疑問が生じた際には、この記事を参考にしながら、安心して楽しい育児を続けてくださいね。
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