みなさん、「足育」という言葉を耳にしたことはありませんか?
足育とは、足や足の裏、足指、爪、靴の選び方・はき方などを正しく知り、足の機能を守り育てることと定義されています。
「足育」という言葉を聞いたことがあったり、実際に靴選びに悩んでいても、具体的にどうしたらいいか分からないことが多いですよね。
今日は足育の考えのもと、以下大きく2つの項目でお伝えします。
- 靴の選び方・履き方
- 保育士おすすめの靴メーカー
靴選びで迷っている方は参考になるので、ぜひ最後まで読んで、お子さんに合った靴を選んであげてくださいね。
足にいい靴ってどんな靴?子どもの靴の選び方と、正しい履き方
足にいい靴ってどんな靴?子どもの靴の選び方の4つポイント
足にいい靴ってどんな靴を言うのでしょうか。4つのポイントでお伝えします。
つま先部分が広く、指が靴の中で自由に動くもの
幼児期に正しい指の使い方、力の入れ方を十分にしていないと、指の腱や筋肉、ふくらはぎの筋肉が正しく発達しないままになりなります。すぐ転んだり、すぐ「だっこ」と言う時には靴があっていないのかもしれません。
かかとまわりがしっかりしているもの
かかとの骨が正しく発達するために、かかと周りがしっかりしているものが良いです。骨が正しく成長しないと、足の変形、O脚・X脚、扁平足になる原因になります。
靴底が指の付け根部分でしっかり曲がるもの
足が曲がる位置で靴も曲がることで、前に進むためのケリだしがうまくできます。
甲の高さが調節できるもの
靴の甲をしっかり締めることにより自然な歩行をさせることが大切です。子どもの足に合わせてあげられる、紐かワンタッチテープタイプの靴がおすすめです。
正しい靴の履き方って?靴は必ず4つのステップで試着しよう
正しい靴を選んでも、正しく履けていないと意味がありません。靴を買う時は、かならず試着することをオススメします。試着する時も、以下の4つのステップで試してくださいね。
足の長さを合わせる、足幅を合わせる
つま先に5mm程度余裕があるのが、ちょうどいい状態です。中敷きの上に立ち、足長よりも5~10mm程度大き目を目安します。左右で長いほうの足を優先させましょう。足幅も合わせて確認してくださいね。
座って、靴の後ろに足を合わせる
座った状態で、つま先を上げて2〜3回「トントン」とかかとをつき、足を靴の後ろに合わせます。
紐やテープを痛くない程度にきちんと締める
少し前かがみになり、重心をのせながら、「ギュッ」と締めます。ある程度ギュッと締めると、足首、足の甲がホールドされて安定します。
立って、歩いてみる
靴の中で、足指が自由に動くか、かかとがぶかぶかではないかをチェックします。歩き方が不自然な時は、再度正しく履けているか確認して上げてください。
できたら両足とも履いて、歩いてみてくださいね。
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保育士おすすめの靴メーカー3選
では、実際にとこの靴メーカーが良いのでしょうか?
おすすめする3つのメーカーは、どれも保育園で子ども達が履きやすそうにしているメーカーです。
「自分で!」の意欲が出てくる1歳2歳児のお子さんには特におすすめです。
アシックス
アシックスは1949年に創業された老舗のメーカーです。日本人の足に合うように設計されています。
小さい子ども達には、特にSUKUSUKU(スクスク)シリーズがおすすめです。
SUKUSUKUシリーズは「子どもの健やかな成長を足元から応援する」をコンセプトにしています。
私の子ども達もファーストシューズはアシックスでした。歩き始めの子ども達は、よちよちと横揺れで歩きます。アシックスSUKUSUKUの「ファーストシリーズ」は、ミドルカットで足首までしっかりと包み込み、横軸歩きを受け止めてくれます。
2本ベルトタイプで足へのフィット感が一層高まるもの、自分で脱ぎ履きしやすい1本ベルトタイプなど、お子さんの様子に合わせて選べることができるのも嬉しいポイントです。
ニューバランス
ニューバランスも人気のメーカーです。親子でおそろいコーデができることも人気の一因と考えられます。でも、それだけでない魅力があります。
同じニューバランスの中でも、足囲が細めのお子さんにフィットする「996シリーズ」、幅広のお子さんにフィットする「313シリーズ」などサイズや特徴に合わせて成長を妨げない靴を選ぶことができます。実際に、私の子ども達も足幅がやや広めなので「313シリーズ」を愛用しています。
また「履かせやすい」「履きやすい」面ファスナーを採用しているので、保育園でもニューバランスを履いている子ども達の方が、靴の着脱の自立は早かったです
一つ注意点があります。同じ「313シリーズ」でもインファント・キッズ・ジュニアで足幅タイプが異なります。他にも「373シリーズ」も同様です。
必ず試着をしてから購入することをおすすめします。
ムーンスター
アシックス、ニューバランスともに、少し高いことがデメリットです。
3歳半までは、半年で約10mm、以降は5mm大きくなります。3歳までは3ヶ月ごと、3歳以降は半年ごとの靴の買い替えが目安とされています。
すぐにサイズアウトするなら高い靴はもったいない!という時におすすめなメーカーがムーンスターです。
価格が少しだけ安いことはもちろん嬉しいですが、他にもママやパパに嬉しいポイントがあります。
キャロットの「チャチャッとRUNドリー」シリーズは、靴底に砂利が詰まりにくい設計や速乾仕様が施されており、洗濯機で丸洗いができます。靴を洗う時間って結構かかるので、家事軽減になってありがたいですよね。
また、ムーンスターがバックアップする子ども靴専門店である「ゲンキ・キッズ」では、専門の研修を受けたスタッフが、足のサイズの測定をしてくれます。
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私も実際に、計測だけで利用することがありますが、丁寧に測ってくださり、本当に足にあったメーカーをおすすめしてくれます。ムーンスターのシューズだけでなく、ニューバランスやコンバースなども取り扱いがあります。ディズニーやアンパンマンといったキャラクターシューズもあるので、お子さんが好きなキャラクターかつ、正しい靴選びができるのは嬉しいですね。※店舗によって取扱い商品は異なります。
ぜひ、3〜4ヶ月に一度、きちんと計測して、お子さんにあった靴を見つけてあげてくださいね。
子どもの足の成長のために正しく選んで、正しく履こう
外反母趾をはじめとする大人の足に見られる障害が、子どもにも見られるようになっていると言われています。運動不足が原因と言われていますが、正しい靴を選べていなかったり、正しい履き方をしていなかったりすることも原因と考えられます。
- 正しい靴の選び方4つのポイント
- 正しい靴の履き方4ステップ
- おすすめメーカー3選
- 3〜4ヶ月に1回、足のサイズを計測する
この4番目も大切なポイントです。
保育の現場で働いていて、保育園の靴がどんどん履かせにくくなってくるのですが、気づいていない親御さんが多いのが現状です。もちろん、しばらく様子を見るのですが、子ども達のことを考えて「サイズが小さくなっている」ことはお伝えしています。
小さな子ども達は、自分で「小さくなった」と言えません。ですので、ママやパパが定期的な計測に連れて行ってあげたり、靴のつま先を親が触ってきつくないか、チェックしたりしてあげてくださいね。
以上のことを頭の片隅において、お子さんの「足育」一緒に頑張りましょうね。
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