子供は熱中症になりやすい
子供は大人より熱中症になりやすいのです。
また、地面からの照り返しや体の機能が未発達などの理由で子供が感じている気温は大人の+7℃とも言われています。
遊びや運動に夢中な子供が自分で熱中症かもしれないと伝えることはとても難しいので、大人がよく観察して熱中症から守ってあげましょう!
・汗をかく能力が未熟なため、暑い日に体の熱を外に逃がすのに時間がかかる
・大人より体に占める水分の割合が大きいので、暑さの影響を受けやすい
・大人よりも体感温度が高い
かんたんにできる熱中症サインの確認方法
子供の手を握る
脱水が進むと手が冷たくなる傾向にあります。
気温が高い日や水分の摂取量が少ないと感じる時は手を握って汗をかいているかと手の温度を確認しましょう!
1番簡単な方法なのでこまめにチェックしてあげましょう!
舌を見る
舌が乾燥していたり、よだれ(唾液)が少ないと感じた時は要注意です。
熱中症直前の場合は口の中を見せてくれないこともありますので、その他のサインと併せて確認するようにしましょう!
普段からよだれが多い子はぜひチェックポイントにしてみてください!
皮膚をつまむ
皮膚をつまんで3秒以上つまんだ皮膚が戻らないと注意が必要です。
皮膚に含まれている水分が十分であれば、つまんだ皮膚がすぐに元に戻ると言われています。
少しわかりづらい確認方法ですが、参考のひとつにしてみてください!
顔色&汗をチェック
いつもより顔色が赤い、逆に蒼白といった場合は注意が必要です。
また、汗の量もいつもよりたくさんかいている、逆に暑いのに全く汗をかいていない場合は同様に注意が必要です。
いつもと様子が違うと感じた時はよく観察してあげましょう!
脇の下を確認
脇の下には汗腺がいっぱいあるので脇の下に汗をかいていないときは、体内に汗をかく水分がないサインかもしれません!
脇の下が乾いていたら水分補給を促したり、一旦涼しい場所で休憩するなど対応しましょう。
爪を押す
水分が不足していると血流が悪くなり、親指の爪を 押したとき白い状態から赤い状態に戻りにくくなります。
爪を押して 3秒以上色が戻らなかったら要注意です!
オムツ&おしっこの色をチェック
おしっこの量と色を確認しましょう!
6時間以上おしっこが出ていない、明らかにおしっこの量が少ない場合は熱中症の可能性が高いので注意が必要です。
また、おしっこの色が赤や茶色が混ざった色の場合も同様に熱中症のサインなので注意してみてあげましょう!
熱中症になってしまったら
熱中症になってしまったり、熱中症だと感じたら「速やかな身体の冷却」と「水分、塩分補給による脱水状態の改善」をしながら風通しの良い涼しい場所へ無理のない範囲で移動させてあげましょう。
話しかけても反応が鈍い、言動がおかしい、意識がはっきりしないといった症状がある場合は、迷わず医療機関の受診や救急車を呼びましょう!
子供は遊びに夢中で自分では熱中症と気づかないことがあります。
家族や周囲の人がよく観察をして異変を感じたら、すぐに声をかけこまめな水分補給を促してあげましょう!
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